熱海の友人の話(50代主婦の友情)

お出かけ日記

こんにちは。

ご訪問いただきましてありがとうございます。

今日は、熱海の友人についてお話します。

彼はもともと若い頃、夫と出会った会社の同僚です。

バブル期末期の外資系IT会社は若い社員が多く、大学サークルの延長のような毎日でした。

友人。。Sちゃんは最初は夫の友達で、プライベートでも同期の皆でテニスやカラオケ、もちろんディスコ、スキー、たくさん遊びに行ったなぁ。

育ちの良いSちゃんは、そんな中でも抜けている、というか、ぼんやりしているところもあるのですが、

意外とするどい意見を言ったり、広い見識があったり、ユーモアの感覚も私にはとっても面白く、夫とは違うタイプでしたが、

彼と話すのはとても楽しいのでした。

ちなみに、お互い恋愛感情はゼロでしたね。なぜか。

Sちゃんは私が紹介した大学時代の友達と結婚して2女をもうけました。

詳細は語りませんが、あれから30年後の今は、熱海のリゾートマンションでひとり暮らし。

楽隠居生活を楽しんでいます。(こう言うといつも怒ります。)

もともとの性格もあるのでしょうが、会社勤めが性に合わないのに加え、実家も裕福でがむしゃらに働く必要も無かったのかな。

好きな不動産を若い頃から勉強してたらしく、今は自分の暮らしに困らない程度の収入を大家さん業で得ているようです。

ひとりになってしまった頃は、精神的にも辛い時期が何年も続いたようですが、その頃私達とも音信不通になってしまっていて、知らなかったとはいえ、支えてあげることはできませんでした。

男の人って、そういうところありますよね。ひとりで抱え込むっていうか。

なんとか吹っ切れた数年前、彼の方から連絡をくれて、再び友達付き合いがはじまりました。

根本的な人柄は変わっていないのですが、なにか、昔より悩んだり迷ったりすることなく、

楽観的というか、ある意味悟ったような、自分の世界を作ってその中に住んでいる人、みたいになっていました。

しぜん、夫とはあまり話が合わないようになってしまいましたが、私はそんなNew Sちゃんとの話も

新鮮で楽しいので、夫の許可を得て、ときどき熱海まで遊びに行っているのです。

これは去年の3月ですが。。。

熱海周辺の神社へ、私の御朱印集めにつきあってくれました。

縁結びの来宮神社は若い人でいっぱい!

こちらは源頼朝さん、政子さんがデートしたといわれる伊豆山神社

こういうのって、神主さんが作るのかな?

車が無いと行けない場所だったので、景色の良いところをいろいろ案内してくれて、楽しかったです。

しかし、昔からSちゃんの運転は・・・なかなか、怖いので、私はドアにしがみついていましたが、本人全く気づいていなかった。。。

めちゃくちゃ遅い走りでね。一車線なのに右から抜かされるほど。

また、「ここが老舗の和菓子屋さん。」とか言いながら、さらに速度を遅くするので後ろは渋滞で

冷や汗のワタシでした。

海沿いの熱海プリンカフェです。

店員さんに「+50円でカバのクッキーをおつけしますが。。。」

と言われ、私が「いいえ、いりませ・・・」と言い終わらないうちに

「お願いします!」

と力強い声。めったにない機会だからほしかったみたい。。。笑

そして先月12月に再会

話題の古民家カフェに連れて行ってくれました。

身長が185センチのSちゃんは、ドアや梁や電灯に頭をあちこちぶつけていました。

「熱海の人ってね、身長が低い人が多いんだよ。」だと。

違うと思う。古民家だからでしょ。。。。

そんな彼に、「今まで会った中で、一番疲れてるみたいだけど、どうしちゃったの?」

と、フルタイムの仕事が合わないで悩んでいるのを、一発で見抜かれました。

ただ老けただけ、とも言えますが。。。

彼に「人生はね、やりたいことだけをやるためにあるんだよ。」

と、すごい持論を言われ、「そりゃ、あなたみたいに、それができる立場で余裕がある人だけの意見だよ。」と返しましたが、

遠回しに、自分に無理している私を励ましてくれてたのかも・・・ね。(違うかも)

まあ、そんな感じに世間とズレている世捨て人のような友人ですが、

「類は友を呼ぶ」ようで、似たような境遇の友達も増え、マウンテンバイクやらゴルフやら、

それなりに忙しいみたいです。

「テレビも見ないから捨てちゃったよ。」おいおい、仙人か。。。

それでも、毎回、私に、昔彼の奥さんで、私の友達だった彼女とは、もう連絡取ってないの?

と同じ質問をします・・・

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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