50代・子宮頸部異形成・円錐切除術体験記

50代の健康

こんにちは。まよこです。

ご訪問いただきましてありがとうございます。

今回のブログでは、私が昨年子宮頸部異形成により、円錐切除術をした経歴をご紹介します。

子宮頸がん健診について

心配症の私は30代になってから、子宮頸がんの検査は毎年受けていました。

同じ市内の女医さんのクリニックで探したところ、3件目で良い先生に当たったので、長年お世話になっています。

婦人科は微妙な相談をすることもあるので、やはり共感してもらえる女性の先生がいいかと思ったのです。

大切なのは性別よりも相性の問題なのですが、私は幸運なことに女性で良い感じの先生に出会えました。

子宮頸部異形成は子宮がんの前段階の細胞異常のことで、レベルが軽度・中度・高度と悪くなるにしたがって上がっていきます。

軽度から子宮がんと認定されるまでには10年くらいかかると言われていますが個人差はあるようです。

異形成自体はよくあることで、ほとんどの場合は進行せずに、通常の細胞に戻ることが多いのですが、そのまま悪化して子宮がんになってしまう場合もあります。

なので、1〜2年に一度の検査はとても重要です。

子宮頸部異形成の発覚と手術までの経過

私はこの25年で何回か軽度・中度の異形成になりましたが、3か月後の検査では通常レベルに戻ることが常でした。

ところが、2023年の6月に受けた検査では、いきなり高度の異形成が発見されました。

その前(2022年6月)の検査では異常無しでしたので、とてもびっくりしました。

一ヶ月後の7月に同じクリニックで再検査をし、やはり高度異形成でしたので、大きな病院の紹介状を書いてもらいました。

ちなみに、異形成レベルでは自覚症状は全く無く、お医者が目視しても全くわからないそうです。

一般に進行も遅く、緊急性がある病気ではないので、こちらはあせってジリジリしているのですが、病院側はそんなに急いで手術!という感じではありません。

大きい病院の予約が取れたのが9月、そこからまた細胞検査をして結果がでるまで2.3週間待ちます。

私の場合、やはり高度異形成で、患部を綿棒で触れるだけで出血があり、もしかしたら子宮がんかもしれない、そうであったとしても初期だろうということでした。

正式にがんかどうかは、子宮頸部の入り口を円錐形に切り取って、詳しく生検に出した結果で判断されます。

実際に高度異形成と初期のがんの境界はとてもグレーで、切除して様子を見る、という対処も同じです。

大きな違いは、奥まで染み込んだ浸潤がんであっり、他の臓器にとんでいる進行がんだった場合、もっと踏み込んだ治療となりますので、これを判断できる円錐切除術は大事なキーとなります。

そんなわけで、手術は11月に決まり、それまでに血液検査などで通院することが1.2度ありました。

手術は20分ほどで終わる簡単なものですが、2泊3日入院しました。

麻酔をしているので痛みは全くありません。無事退院して2週間後に結果を聞きました。

術後の結果

幸いなことにがんではありませんでした。ただ、切除した部分の境界が悪い細胞がある部分の途中で切れているため、取り残しがあるかもしれない、ということでした。

これも確率が低い事例ということで、心配の種が残ってしまいました。

この手術で完治、とはならないからです。

とは言え、経過観察しか手はないので、結局は完治の人と同じ、術後一年間は3ヶ月ごとの検査でまた異形成が出ない様にみていくしかありません。

先生曰く、残っていた部分があったとしても、電気メスで焼かれている可能性もあるし、また同じ円錐切除術をすることも可能とのことでした。

これは、年齢的に出産することが無いから、スペースに余裕があれば、もう一回切れるとのことです。

私的には「おいおい!なんで最初からちゃんと全部切ってくれないのー!」という感じですが。。。

この治療では、中高年には子宮を全摘してスッキリさせる病院も多くあるようですが、私の行った病院は、内蔵を全摘することは合併症のリスクを上げるので、できるだけ避けたい方針でした。

退院後は4日くらいゆっくり休んで、仕事にも復帰できました。

多めの生理のような出血は1ヶ月続き、ちょっと心配でしたが、大量出血がなければ大丈夫とのことです。

同じく、生理痛のような痛みもありました。

術後1ヶ月で再び検査し、軽度異形成がでていましたが、術後1・2年は良くあることとのことで、引き続き3ヶ月ごとに検査をしています。

今のところ毎回軽度異形成が出ていますが、これは心配する程ではなく、術後一年たったら検査は半年ごとになるようです。

ある程度は体質もあるのかもしれませんね。

病後の感想と懸念

今はすっかり元気していますし、それほど心配もしなくなりました。

当初は不安で、あらゆるネット記事を読み漁り、アスクドクターという有料アプリで会員が直接お医者に質問できるサブスクに登録して、同じ症状の方の質問と回答を調べまくりました。

(実際、みんな同じような心配をしているので、安心したし、勉強にもなりましたが、こればかり気になってしまうので、今は解約しました。)

心配してもどうにもならないし、検査をきちんと続けて、その都度対処をしていけば良いと思っています。

子宮頸がんは女性なら誰にでもリスクはあるし、早期に発見すれば、他のがんと違って広がりにくいので、検査とワクチンは最重要です。

私は娘たちにもワクチンと検査を受けさせています。

婦人科健診に慣れることも必要だと思います。

恥ずかしかったり、怖かったりで子宮頸がんだけでなく、カンジダなどの痒みをともなうような感染症も、健診を受けなければ治療できません。

私がひとつ、懸念していることは、今後のクリニックの定期健診をどうするかということです。

今回大きい病院で言われたのは、普通は一年に一回の検査をしていれば、いきなり高度異形成が見つかる、ということは少ないので、多分クリニックの検査で見逃しがあったのかもしれない、とのことでした。

信用していたクリニックで、過去のデータもあるから安心していたのですが、いきなり高度異形成が見つかるということは、見逃しは一回ではなかった可能性もあるからです。

通常の定期健診に戻ったら、もう一軒婦人科を見つけて、毎年の検査を交互に受けることはどうかな、と考えています。

最後にお金のこと

費用についてですが、私の最初の通院、検査、入院、手術まで、おおよそ10万円くらいかかりました。

ただし、2泊の入院は個室を選択していたので、普通の6人部屋よりもかなり高額でした。

というのも、私はがん保険に入っているので、今回の手術はがんではないけれど、がん前段階の治療手術ということで保険適用になったからです。

お部屋の補助も出たので、ほぼかかった金額が保証されました。

出産以外に初めての入院だったので、いろいろ心配でしたが、噂よりもご飯はおいしく食べられましたし、リクライニングベッドは心地よく、快適な入院生活でした。

以上、私の子宮頸部高度異形成の円錐切除術体験記が、どなたかのお役に立てれば幸いです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました♪

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